小指7cmのシュドさん(後編)「アニメ制作の内側を、届けたい」

※この記事は小指7cmのシュドさん(前編)「アニメ制作の内側を、届けたい」 - fanc ひみつレターの後編になります。まだ前編をご覧になっていない方は是非前編からご覧ください。

 

f:id:fanc_app:20200104173609p:plain

 

―――それでは引き続き小指7cmのシュドさんにお話をお伺いします。よろしくお願いいたします!

はい、こちらこそよろしくお願いを致します。

 

―――なぜアニメ制作会社で働くことを選ばれたんでしょう?

私、元々はシステムエンジニアと営業をしていたんです。そのとき、職場で仕事をしている中で面白いことをやりたいなという思いがずっとあって、会社に対して「こういうことやりませんか?」、「ああいうのやりたいんですけど」っていう提案をしていました。

でもやっぱり会社としてはなかなか首を縦に振ってもらえることはなくて。社長は夢を語るのに現実は動かない、ということにもどかしさを感じてしまい、「だったら私は面白いことをやる!30歳手前でもうチャンスは限られているから、だったら私は辞める!」と言って転職活動をしていく中で、本当にたまたま"アニメの制作進行"っていうポジションがあることを知って、これなら私も出来るかなって場当たり的に受けました。

私には絵を描く実力はないし、これから絵を練習するほどの強さもないし、だからといって編集できるだけの技術もないです。でも、制作進行として日本のトップカルチャーといえるアニメーションを作って、クレジットに私の名前を載せたい!って思ったんです。1度でも良いから私の名前が放送されたらいいなくらいの気持ちでアニメ会社にエントリーしたら後日内定をいただけた、という感じですね。

 

―――かなり大きな決断をされて、最終的にアニメというものに携われるようになったという事なんですね😆 実際にアニメ制作会社に務められるようになってからはどうでしたか?👀

そうですね、正直言えば今までの生活と180度変わった感じです。今までは与えられたものに対して一人で結果を出さなきゃいけないという感じだったんですけれども、今は一つの作品を作るとなったら、例えば1クール12本のアニメを作るとなったらみんなで作る必要があって。その全員で作品を作るんだっていう団結感、それが今まで感じたものと違って良いなと思いましたね。

普通の会社だったら同僚すらも敵・ライバルで、評価に対して競い合う感じってあるじゃないですか。それに対して今の会社は、「放送」というものを落とすことは出来ないので、個人間の争いが作品の評価をも左右することになる。そこに対してみんながみんな助け合いながらやっている。その何とも言えない団結感に魅力を感じています。

 

―――それだけの団結感を持って仕事をされていると、1クール作り終わった後の達成感すごそうですよね👀

盛り上がったときは作品の最終回をみんなでどこかで見よう、みたいなときもあります笑 納品が終わって、放送局さんに作品のテープ渡しました!というときにも、会社のグループLINEに「作品の最終話納品完了しました!お疲れさまでした!」ってチーフからLINEが来て、それにみんなスタンプで返すっていう。そういうのもあったりします笑

 

f:id:fanc_app:20200108175527p:plain

#小指7cmのシュドさんの配信のご様子

 

―――ミラティブで配信を始められたキッカケは何ですか?

一番のキッカケは、リスナーさんに勧められたというのがすごく大きかったです。以前YouTubeで毎週土曜日の決まった時間に生放送をやってたんですね。で、あるとき視聴者さん参加型のゲームのマルチプレイをしていたんですが、とっても配信ラグがひどくて。そのことをぼやいていたらとあるリスナーさんが、「Mirrativっていうところがあるんだけど、そこだとラグが全くないからやりやすいよ」と教えてくださったんです。

当時はまだiOSにミラーリング機能が搭載されていなかったのでパソコンでの配信をしていて、Mirrativはちょこちょこやる程度だったんですが、ミラーリング機能が実装されてからはスマホだけで配信が出来て手軽なMirrativさんで主に活動するようになりました。

 

―――配信での今後の目標はありますか?

私自身が前々から配信で言っていることではあるんですが、「誰かのスキマ時間を埋めるような配信をしたい」ということを掲げていまして。それはゲーム実況もそうなんですけど、ちょっと時間空いたな、となったときに、「何かやってないかな。あ、この人配信してるじゃん!」ってみてくださるのが一番私としてはありがたいなと思っています。

だから、配信をやっているから絶対見に来なきゃみたいな肩ひじ張られて見られるというよりは、「今日なんか暇な時間出来たな。お、タイミングよく小指7cmのシュドが配信してるな」ってなって、じゃあ見に行こうかなってなるような、軽い気持ちで見られる配信をコンセプトにずっとやっているので、それを今後もそれを続けていけたらな、と思っています。

 

―――リラックス出来るような配信っていうことですかね?

感覚としては、待ち合わせでちょっと早く着いたから何しようかなって思ったときなんかに、コンビニ行って本読んで来ようかな、みたいな。そういう感じで見てもらえたらなと思っています。なので、私は全然フォロワーさん何人とかそういうことは気にしていないので、初見さんでも常連さんでも構わず、空いているときに気楽に見てほしい、という感覚ですね。

 

f:id:fanc_app:20200108175313p:plain

#fancでは、アニメ制作に用いる小道具や制作の裏側について発信されています😊

 

 

―――fancを始められたキッカケは何ですか?

アニメ業界ってすごくクローズドな業界で、アニメ会社があることは皆さんご存じなんですけど、アニメを一つ作るのにどれだけの時間がかかっていて、どれだけの人が関わっていて、どれだけのお金がかかっているのかといったところに関しては皆さん全然知らないと思うんです。

そういったあまり知られていない部分についても、より皆さんにお伝えして身近に感じていただくことが出来たら。アニメ業界で仕事をしたいと思っている方に情報を公開してあげることが出来たら。そんな想いからfancを始めました。

 

―――普段はどういった投稿をされていますか?

アニメ制作の仕事で使っているものや、こういう用語があるんですよっていう紹介等を出来る限りするようにはしています。

 

―――今後fancで行っていきたいことはありますか?

動画投稿機能が実装されたので、アニメの動きについてもやっていきたいなと思っています!

 

―――アニメの動きですか👀

アニメって言ってしまえばパラパラ漫画なので、1秒間で何枚の絵をめくるかによって滑らかさが変わるんですね。例えば1秒間に3枚なのか、1秒間に20枚なのかでどれくらい動きが違うのかについて、紹介出来たらなと思っています。

 

―――ちなみに、そのアニメーションは小指7cmのシュドさんが描かれるんですか?👀

恐らくそうなりますね笑

 

―――本当ですか⁉楽しみにしていますね😆最後に、小指7cmのシュドさんのフォロワーさんに向けて、メッセージをお願いいたします。

いつも言っているんですが、軽いその辺のどこにでもいる姉ちゃんみたいな感じで、例えばTwitterやMirrativといった場所で活動してますので、見かけたら声をかけてもらえたらなと思います。

なにか些細な、くだらない相談とかでも全然良いので声かけてもらえると個人的にはすごく励みになりますし、皆さんと一緒に何かをやっているなっていう気持ちにもなりますので、是非よろしくお願いします。

 

小指7cmのシュドさんが今のお仕事を選ばれた、そしてfancを始められたキッカケについて深くお伺いしました🙋‍♀️率直なお話をしていただきありがとうございました😆

 

小指7cmのシュドさんの活動はコチラから!👇

 

twitter.com

www.mirrativ.com

fanc-app.com